神戸市須磨区で97年に起きた小学生連続殺傷事件で、亡くなった山下彩花(あやか)さん(当時10歳)の遺族に加害男性(26)から手紙が届いた。男性は数年前から今月23日の命日を前に手紙を送っている。事件と向き合おうとする気持ちがつづられていたといい、彩花さんの母京子さん(53)は「これまでの手紙は無機質な印象があったが、今回は感情が入っているように感じた」と話している。

 京子さんが今月19日、男性の両親らと神戸市内で面会し、便せん3枚にペンで書かれた手紙を受け取った。詳細は明らかにしていないが、手紙からは「日常生活を送る中で、自分が奪ったものが、いかにかけがえのないものだったかを感じている印象を受けた」という。

 また、京子さんは男性にあてて初めて手紙を書き、代理人に託した。「償いとはどういうことか考えてほしいと思った」と話している。

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