» 2009 » 6 月のブログ記事

次なる、アルゴリズム

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SEOをやるにあたって重要な能力はいろいろあると思う。

プログラミングや数学的な能力を持っている人は、現在のアルゴリズムのデータを収集し、数値化して分析する。さらにそのデータをもとに将来のアルゴリズムを予想することが可能だ。これは、SEOmoz の Rand Fish が最近書いた The 12 Skills That Have Served Me Best in My SEO Career という記事の「1. An Analytical Mindset」に相応する。

ぼくはそういう能力はもっていないけど、検索エンジンの立場にたって、どんなサイトを評価したいか、どうやって評価するかを、イマジネーションを使って予測するのが好きだ。これは、同じ SEOmoz の記事の「3. Empathy with the Perspectives of Search Engineers」に相応すると思う。

ぼくのこの習性はどうやら、本業である営業活動からきているようだ。

営業では顧客である企業や、担当者の立場に立って、相手が何を欲しているのかを知ることが一番肝心だ。だからぼくには、相手が何を考えているのかを想像する習慣がついている。

また、相手が何を欲しているかを知るには、「自分だったらどうするだろう?」と考えてみるのが一番いい。相手自身が、何が一番良いかをわかってない場合もあるから、ぼくが変わりに相手にとって一番いいものを考えてあげて、それに気づかせることも時には必要だ。

だから、SEOを考えるときも、検索エンジンがどうしたいのかついつい考えてしまう習性がある。

Googleだって、ヤフーだって、Bingだって企業だから、その中には、ぼくがいつも営業で相手しているのと同じ人間がいて、人間である彼らが、「どうやってウェブサイトの評価をしようか、どうしたら検索結果がよくなるか」と考えているわけだ。

そんな彼らの立場にたって、「自分ならどうやってサイトを評価するだろう?」と考えてみるのは、理にかなっていると思う。

カレンダーとタグクラウド

例えば以前、「ブログのサイドバーにあるカレンダーとか、タグクラウドってリンクが増えるだけだからSEO的にどうなんだろう?一つのページからの発リンクが増えすぎるのは良くないんじゃないか?」という議論があったときも、「ぼくが検索エンジンだったらどう対応するだろう?」と考えてみた。

検索エンジンの立場で考えたら、カレンダーとかタグクラウドはブログに結構普通についてる機能の一つで、それを一個一個リンクとして数える必要はないとぼくは思った。つまりぼくが検索エンジンだったら、リンクとしての価値も与えないし、リンク数が増えるからって評価を下げることもしない。ブログのサイドバー自体どのページにも一律で表示されるものだし、それを全部評価対象にするのはおかしいから。
(参照: 「タグクラウド」と「カレンダー」を非表示にする理由 – SEO対策の薬箱

コメント欄のリンク価値

今回のページランクスカルプティングの件で、「コメント欄のリンクが増えたら、その他のリンクの価値が下がるのでは?」という議論があったときも、ぼくが検索エンジンだったら「コメント欄やサイドバーのリンクにリンクジュース自体を流さない、もしくはものすごく少なくする、ということも考える」と思ったわけだ。

次なるアルゴリズム=ソーシャルメディアのプロフィール

そして、今後ぼくが一番注目したいのがソーシャルメディア。SMOという視点から注目しているのはもちろんのこと、SEOの視点からもソーシャルメディアに注目している。

これに関してもぼくはもともと持論をもっていて、ぼくが検索エンジンだったら、ぜったいにソーシャルメディアを評価の基準として使うというもの。

ソーシャルメディアを評価の基準に使うというのには2つの意味がある。

一つは、そのウェブページがどれだけのソーシャルブックマークを集めているか、そしてTwitterなどのソーシャルサイトでどれだけ取り上げられているかという、一般的な被リンクの評価と同じような考え方だ。これについては近いうちに 怪傑ホワイトハット が解説してくれる予感なので、ここでは詳しく書かないけど。

そしてもう一つは、ソーシャルサイトのプロフィールページの評価で、ぼくが検索エンジンだったらソーシャルサイトで活発に活動しているユーザーには、一定のブランド価値、トラストランクのようなものを与えるという考え方。

だって、検索エンジンは、自動生成されたサイトが嫌いで、そのサイトの裏にちゃんと生身の人間がいるかどうかを知りたいわけでしょう?

だったら、ソーシャルメディアのプロフィールを見たら一番わかりやすい。

もちろん、ソーシャルブックマークサイトなんかではアカウントを量産して、大量に自分のサテライトサイトなんかをブックマークするような手法も世の中にはあるわけだけど、そのアカウントが機械的に記事を投稿している無機質なアカウントなのか、生身の人間が自分の気に入った記事を投稿したり、コメントしたりしている有機的なアカウントなのかどうかは人間の目で見ればすぐに判断できる。

そうやって、ソーシャルメディアでも積極的に活動している人が管理しているウェブサイトは信頼できる可能性が高いから、その人が管理しているウェブサイトにも一定のトラストランクを与える。(つまり、その人のプロフィールから、管理サイトとしてリンクされているウェブサイトにトラストランクを与える。)

Googleは大手企業などに一定のトラストランクを与えて評価しているという考え方があるけど、そういうトラストランクを個人に対して与えてもいいんじゃないかとぼくは思うわけだ。そして、個人に対してトラストランクを与えようと思ったらソーシャルメディアを利用しない手はないと。

もちろんこのトラストランクというか、信頼度だけで検索順位を決めるわけじゃない。当然、サイトのボリュームとか、被リンクとか、これまでの SEO の基準ももちろん重要だけど、その中に、『運営者トラストランク』が加味される可能性もあるんじゃないかとぼくは考える。

ぼくは以前、「ソーシャルメディアで活発に活動してると、プロフィールページへのサイト内リンクが増えるから、そのプロフィールページのページランクが高くなる」っていうようなことを、この記事とか、このページで書いたけど、今回の考え方はさらに発展していて、単なるページランクだけでなく、どれだけそのプロフィールの持ち主を信頼できるかどうかを、ソーシャルサイト内の活動っぷりから計るという考え方だ。

問題は、検索エンジンにそういうことが可能かどうか?ということだけど、実は Google は既にそういう試みを始めているらしい。

InfluenceRank: Google’s Social Media PageRank という記事によると、Google は既にソーシャルメディアのプロフィールを評価するようなアルゴリズムのパテント取得に動いているという。

もちろん、まだまだ開発中のアルゴリズムだから、実際に現在ソーシャルメディアのプロフィールを評価したりはしていないだろうし、当然ウェブサイトの評価に取り入れてもいないけれど、近い将来、そういう日が来る可能性も十分にあるということだ。

どっちにしろ、インターネット環境で、有機的に健全な活動をしている人々が勝てるようなアルゴリズムの開発に、検索エンジンが取り組んでいるということに間違いはなさそうだ。

後に公式記録で23秒00に訂

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、電光掲示板には衝撃のタイムが表示された。「22秒97」。しばらく後に公式記録で23秒00に訂正され、「あのまま止まっていてくれたらよかったけど…」。日本女子初の22秒台はぬか喜びに終わったが、A標準にはきっちり届いた。

 親友の高橋との一騎打ちが予想されたレース。持ち前の加速力で抜け出し、直線を向いたところでライバルに5メートルの差をつけた。「予定通り。万全であれば、あれぐらいは走れる」。指導する中村宏之監督の表情に、驚きはうかがえない。

 今季、直接対決は福島の4戦全勝だが、うち3戦は0

はみんなパチンコ行く。オレも

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お笑いコンビTIMが24日、都内でパチスロ新機種「絶対衝激」の発表イベントに参加した。

 パチスロの思い出について、レッド吉田(43)が「芸人は売れない時はみんなパチンコ行く。オレも朝一で並んでました」と語れば、ゴルゴ松本(42)も「若いころ、けんしょう炎になるほどやった」。にしおかは「昔、付き合ってた彼氏がパチスロ好きだった。生活費を全部持ち逃げされたこともある」と衝撃告白。150人を超える報道陣を

私的懇談会「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム(PT)」は23日、少子化対策案を同担当相に提言した。少子化の背景に未婚化・晩婚化があるとして、従来の子育て支援策にとどまらず、「恋愛・結婚にまで視野を広げて政策的対応を図る」よう求めている。

 PTは経済評論家の勝間和代さんら5人をメンバーに、1月設置された。

 提言は「婚活(結婚活動)への関心の高まりもある」と結婚事情にも触れたうえで、「若い世代の恋愛・結婚をめぐる状況から対策を考えていくことが必要」と指摘した。ただ、出会いの機会などを増やす具体的な取り組みについては「データの集積、現状分析と評価、政策的対応のあり方等について議論を深めていくべきだ」とするにとどめた。

New Radiation Warning Signs

少し前に、Sphinnジャパンのブログで世良さんが「危険なサイトへのリンク」について書いていました。

その内容は、危険なサイトへリンクを張っているサイトも危険なサイトと見なされペナルティを受ける、といようなものでした。

私たちSphinn Japanのスタッフは、いろいろな連絡や情報交換の場としてGoogleグループ内に非公開グループサイトを、制作して利用しています。
この非公開グループサイトが、つい最近「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」という表示が出るようになってしまいました。
非公開ですので、検索結果からではなく直接サイトURLへアクセスすると、グループが表示されずにメッセージが表示されたのです。
FTPを利用してページを更新しているわけではありませんし、Googleが改竄されていることも考えられません。

いろいろと考えられる原因を探ったところ、1つしか原因はありえませんでした。
私たちは、Sphinn Japanがスパムの温床になってしまわぬように、日頃から、スタッフにより投稿内容のチェックを行なっています。
そのための情報として、グループ内にスパムユーザーやスパムサイトの情報を記録するページを作っていたのです。
このページが原因としか考えられず、このページを削除して再申請を行なったところ、すぐに復活しました。

危険なサイトへのリンクを張っているサイトも、危険なサイトと判断されてしまうようです。
気をつけましょう!

このようなケースは、こちらがリンクを張るときに気をつければ済む話なんですが、イギリスのSEOgadgetというブログの最近の記事では、「スパムコメントを放置しておくだけでGoogleに即効ペナルティーをくらった」という事例が紹介されています。

その記事によると、ブログの運営者はちょうど SMX Advanced へ出張のため一週間ほどGoogle Analyticsにログインしておらず、出張を終えて一週間ぶりにAlanyticsを見たらあるキーワードの検索エンジンからのトラフィックが70%もダウンしているのを発見したそうです。

原因を探っていくと、そのキーワードでアクセスを拾っていたページにスパムコメントが残されているのを発見。そのスパムは出張中にAkismetをかいくぐって残されたようです。

スパムコメントが最初に残されたのが、6月3日の午前6時10分頃で、そのページのアクセスはその24時間以内に急激に減少し、6月15日の午前7時にスパムコメントを消去するまでアクセスダウンはつづいたそうです。

このことから分かるのは、Googleがかなり敏感に、そして迅速にスパムサイトへのリンク(スパムコメントは通常スパムサイトへのリンクを含んでいる)を探知しているという事。

自分で外部サイトへリンクする場合はもちろん、スパムコメントも放置しないようにマメにチェックする必要がありそうです。

先日の、「ページランク・スカルプティングから、現在のSEOに重要な要素を考えてみる。」という記事で、『コメント欄のリンクから流れるリンクジュース(PR)は、本文中のリンクから流れるリンクジュースより少ないのではないか?』ということを書きました。

へッダー、フッター、サイドバー、コメント欄のリンクを、本文中のリンクより過小評価しているとしたら、もともとそれらに分配されたリンクジュースが少ないという可能性はあります。

例えば、本文中にリンク一つ、サイドバーにリンク一つでそのページのPRが10としたら、均等に分ければ、PR5づつになるけど、実はGoogle は本文中のリンクに9.9のリンクジュースを分配して、サイドバーのリンクには0.1だけしか分配しないというような分け方も、可能性としてあると思います。

もしくは、本文が70%、ヘッダーとフッターで5%づつ、サイドバーで10%、コメント欄10%というようにあらかじめリンクジュースの配当をパーセンテージで決めておけば、コメント欄のリンクが幾ら増えても、コメント欄の中でリンクが薄まるだけで、それ以外の場所のリンクは影響を受けないことになります。
根拠③:ヘッダー、フッター、サイドバー、コメント欄からのリンクより、本文中からのリンクの評価が高い

もちろん、本文中が70%でコメント欄が10%というような配当はなんの根拠も無い数字で、あくまでも例えですが、コメント欄と本文中のリンクジュースを均等に分けているのかどうかという点は非常に気になっていたので、SEObookのAaron Wallがページランク・スカルプティングについて書いた記事にコメントを残してみました。

そしたら、Aaron Wallが「ダニーサリバンも同じように、それぞれのリンクにどのくらいの評価をあたえるかはGoogleが決めたいように決めてるんじゃないのか?というセオリーを提示して、マットカッツも認めてるよ」と返答してくれました。

Danny Sullivan postulated the same theory that Google decides how much weight to put on each link, and Matt Cutts confirmed it.

マットカッツの「PageRank sculpting」はコメント欄も含めてちゃんと読んだはずだったんですけど、そんな箇所あったっけ?と思いながらもう一度、該当するダニーサリバンと、マットカッツのコメントを読み返してみると確かにありました。

ダニーサリバンのコメント

PageRank isn’t spread equally among links and hasn’t been for years and years, right? As I said at the beginning, this is what I long understood to be the case from things Google hinted at before 2007. And at SMX Advanced, you confirmed it to be the case.
「ページランクはそれぞれのリンクに均等に分配されているわけじゃないってことだよね?何年も前からそうでなんでしょ?Googleが2007年以前にそういう感じのことをほのめかして以来、ぼくはずっとそう理解してきたし、SMXでキミもそうだと認めていたよね。」

So really, isn’t the better explanation simply this?
「ってことは、わかりやすく言うとこういうことだよね?」

“Google itself solely decides how much PageRank will flow to each and every link on a particular page. The number of links doesn’t matter. Google might decide some links don’t deserve credit and give them no PageRank. The use of nofollow doesn’t “conserve” PageRank for other links; it simply prevents those links from getting any PageRank that Google otherwise might have given them.”
『Googleだけが、それぞれのページにあるそれぞれのリンクにどれだけのページランクを渡すかを決めることが出来る。リンクの数は問題じゃない。リンクの中には評価に値しないリンクもあって、ページランクを与えないということも、Googleは決めることが出来る。Nofollowはページランク温存して他のリンクに振り分ける効果は無く、Nofollowが出来るのはページランクの分配をさせないということだけ。』

このコメントに対する、マットカッツの返答

Yes, I would agree that Google itself solely decides how much PageRank will flow to each and every link on a particular page. But that’s no reason to make PageRank a complete black box;
「『Googleだけが、それぞれのページにあるそれぞれのリンクにどれだけのページランクを渡すかを決めることが出来る』という点は確かにその通りだね。でも、Googleが(PRの分配を)決めているからといってページランクを完全なブラックボックスにするつまりは毛頭無いんだ。」

この2人のやりとりは、コメント欄にあるリンクのページランクの分配に特化したものではありません。

それでも、「Googleはそれぞれのリンクに均等にページランクを分配していない」ということは間違いないようで、そうなると、『本文中のリンクの方が、コメント欄やサイドバーにあるリンクより評価される』とか、『コメント欄に幾ら多くのリンクがあっても、それほどリンクジュースは失わないはずだ』というような仮説はある程度真実味を帯びてきます。

さらに、前回の記事で書いた疑問①に対する仮説のように『リンクジュースをコントロールして、重要なページを教えてくれなくても、Googleは他の様々な要因から、ウェブページの重要性やリンクの価値を今まで以上に判断できるようになった。』ということもあるのではないでしょうか。

結局Googleとしては、「Nofollowでページランクをコントロールしなくても、こっちで勝手にコメント欄とかサイドバーにある、関連性の低いリンクの評価は下げるし、本文中にある評価すべきリンクは評価するから、何もしないでそのままにしといてよ。Googleはそういうのをかなり正確に分析できるようになっちゃったから。」ということなんじゃないかなと思います。

2016年の夏季五輪の開催都市を決める10月の国際オリンピック委員会(IOC)総会への皇太子ご夫妻の出席に、宮内庁の野村一成東宮大夫が否定的な見解を述べたことについて「役人がそういうことを言うことすら間違い」と反発した。

 IOC委員へのプレゼンテーションのため、スイス・ローザンヌから帰国した際、成田空港で記者団の取材に応じた。 

 そのうえで石原知事は「どこの国だって皇室が踏み込んでいる」と指摘し、「国民が熱望している大きなイベントのために、皇太子殿下が日本の代表として説明に行っていただきたい」と改めて訴えた。

海外のSEO業界では、ページランクスカルプティングの件で賑わっていて、鈴木さんのブログでも詳細が解説されてきましたので、皆さんご存知のことと思います。

ページランクスカルプティングはもともと、数千のページをもつようなサイトで、思うように検索エンジンにクロールしてもらえないような末端のページにリンクジュースを流し、ロングテールを拾うのに効果的だと言われてきました。SEOmozの記事でも「これまでかなりの効果が確認されてきた」と書かれています。

Basically, PR sculpting is useful on large domains, with thousands of pages and issues getting those deep pages enough link juice (PageRank) to stay in Google’s main web index and appear for long tail search queries. Historically, in our consulting business, we’ve experienced terrific results sculpting the flow of PR to deep pages and growing the indexation rates of those sites.
“Google (Maybe) Changes How the PageRank Algorithm Handles Nofollow”

つまり大掛かりなサイトの運営者用の施策といえるもので、ぼくのような個人サイト運営レベルではあまり関係ないことなので、これまでは情報を確認する程度だったのですが、今回のページランクスカルプティングに関するアルゴリズム変更の発表に伴って、いといろと考えてみると、現在のそのほかの重要なアルゴリズムとの関連性が見えてくる気がします。

まずは、ページランク・スカルプティングとその変更の経緯について簡単に見直し、そこから出てくる疑問点を見てみます。

ページランクスカルプティングとアルゴリズム変更の経緯

ページランク・スカルプティングとは、一部のリンクにnofollow属性をつけることで、リンクジュースを温存し、nofollowの無いリンクに温存した分のリンクジュースを流すこと。そうすることで、一部のページにリンクジュースを集めて、そのページを上位表示に有利にするというものです。

これはSEOをする側にとってみれば、自分のサイトのなかで、より売上を上げてくれそうなページにリンクジュースを多く流すことが可能なので有利だと言われてきました。

Googleサイドとしても、SEOがサイト内のどのページが重要なのかそういう形で知らせてくれるのは、助かるとまでは言わないまでも、まぁ悪いことじゃないしやりたければやってくれて構わないよ、というような姿勢でした。

GoogleのMatt Cuttsも過去に何回か、PageRankをコントロールするのにnofollowを使うのは正統な手法だと発言しています。
「PageRank Sculpting(ページランク・スカルプティング)は、ペナルティを受けるのか」

しかし、このたびのGoogleの発表によると、nofollow属性のついたリンクのリンクジュースは温存できずに消滅してしまうようにアルゴリズムは一年も前から変更されていた、とのことです。

この辺の経過は全て鈴木さんのブログで書かれていますので、そちらに譲ります。

ちなみに、混乱を避けるために書いておきますが、ページランクやアンカーテキストを渡したくないリンクにはこれまでどおりnofollowタグは有効です。ただ単に、その分のリンクジュースを温存できないだけです。これは、今回のマットカッツの記事でも再確認できます。

Nofollow links definitely don’t pass PageRank. Over the years, I’ve seen a few corner cases where a nofollow link did pass anchortext, normally due to bugs in indexing that we then fixed. The essential thing you need to know is that nofollow links don’t help sites rank higher in Google’s search results.

ここで、2つの疑問がわいてきます。

疑問①: なぜページランク・スカルプティング、つまりリンクジュースをコントロールすることが出来ないようにGoogleはアルゴリズムを変更してしまったのでしょうか?

マットカッツの答えは以下のようなものです。

For one thing, some crawl/indexing/quality folks noticed some sites that attempted to change how PageRank flowed within their sites, but those sites ended up excluding sections of their site that had high-quality information (e.g. user forums).
「一つの理由として挙げられるのは、ページランクをコントロールしようとして、質の高い本来インデックスされるべきページ(例えばユーザーフォーラムなど)にページランクを流していないサイトがあることに、我々は気付いたからです。」

しかし、この説明だけでは不十分です。

なぜなら、どのページを上位表示させたいか、インデックスさせたいかの選択権はサイト運営者にあるはずですし、nofollowが存在する限りインデックスさせたくないページにはnofollowをつけて今後もリンクするでしょう。

この発言でも「for one thing」と言っているように、他にも理由はあるはずです。

SEM-リサーチの渡辺さんも、「PageRankスカルプティングの否定は、Googleガイドラインの趣旨と矛盾するから?」という記事で、マットカッツの今回のブログ記事の内容に対して以下のように書いています。

そもそもの経緯を考えるとここに書いてある理由はとりあえず後付けで作ったものに過ぎず真実は書かれていないと思います。

この記事は、アルゴリズム変更の理由を考える上で参考になります。

疑問②: このアルゴリズムの変更は一年前から実施されていたとのことですが、なぜ誰もこのことに気付かなかったのでしょうか?(なぜ、ページランクスカルプティングが有効だと思っていたのでしょうか?)

上記のように、SEOmozのRandでさえつい先日まで、効果が確認できていると言っていたほどです。

上記2つの疑問を、現在確認されているほかのアルゴリズムと併せて考えると、以下のような仮説が考えられると思います。

疑問①に対する仮説: 『リンクジュースをコントロールして、重要なページを教えてくれなくても、Googleは他の様々な要因から、ウェブページの重要性やリンクの価値を今まで以上に判断できるようになった。』

つまり、単純な被リンクの数や流れるリンクジュースの量よりも、他の要因を今まで以上に重要視するようになったのではないかということ。

疑問②に対する仮説: 『nofollow属性をつけたリンクのリンクジュースが蒸発してしまうとしても、これまでのページランクスカルプティンで実施していたようなnofollowの使用はそれなりに有効性がある。』

これは、本来ページランクスカルプティングはリンクジュースのコントロールを目的として行っていたわけですが、そのつもりで使っていたnofollowタグが、リンクジュースのコントロール以外の理由で効果を発揮していた。だから、みんなページランクスカルプティングが有効であると思って疑わなかった、という仮説です。

以下にそれぞれの仮説の根拠となり得る要素を見ていきます。

疑問①に対する仮説

『リンクジュースをコントロールして、重要なページを教えてくれなくても、Googleは他の様々な要因から、ウェブページの重要性やリンクの価値を今まで以上に判断できるようになった。』

この仮説が正しい場合、単純なリンクジュースの分配をもとにしたページランクという要素を今までほど重要視しなくても、ページの重要性を見極める自信がGoogleにはあるということです。

以下がこの仮説の根拠となり得る要素です。以下にあげているような要素が強まるにつれ、相対的にリンクジュースの分配をもとにしたページランクの重要性は弱くなることになります。

根拠①:オーソリティサイトのページの評価が高い
ビッグブランドや、オーソリティサイトのページの上位表示が最近目立つといわれています。SEOBookをはじめ、さまざまな海外SEOブログでも取り上げられています。鈴木さんのブログでも「Googleはブランド物がお好き?」として解説されました。

根拠②:オーソリティサイトからリンクをもらっているページの評価が高い
つまり普通のサイトから10のリンクジュースを受け取っているページより、オーソリティサイトから10のリンクジュースをもらっているページのほうが評価されている。

これはもともとそうなんですが、最近特にその傾向は強くなっているように思えます。

根拠③:テーマの関連するページからのリンクの評価が高い
テーマの関連するページとは、キーワードや関連語句が本文中、特にリンクの周辺に含まれているページ、タイトルや、ページURLにキーワードが含まれているページです。

発リンクページのキーワードマッチも、もともと被リンク評価の重要な要素の一つでしたが、検索エンジンの精度の向上につれてキーワード解析の制度も上がるわけですから、この要因が強まる可能性は大きいと思います。

先日の松尾さんの「SEOに強いサテライトサイトを作成するための10個の法則」という記事でも、サテライトサイト、つまり被リンク元のページのタイトルタグやURLにキーワードを入れることを推奨していました。

松尾さんはその前にも「松子が語る、Yahoo&Googleに好かれそうなSEOテクニック」という記事で、リンク元のページのキーワードマッチの重要性を解説しています。

SEOmozのRandは、「Revisiting Themed Links (テーマ性のあるリンクを再考する)」という記事を書いています。

While personally, I’ve seen little evidence that an algorithm like this exists at Google, Yahoo! or MSN/Live (haven’t honestly done enough Bing investigation to feel confident making statements around their practices), I’m very curious to hear your thoughts.
「個人的には、ぼくはGoogleでも、ヤフーでもMSNでも、テーマ性のあるリンクが重要だという証拠はほとんどみたことが無い(というか、正直言うとBINGに関しては自信をもっていえるほどの調査はしていないけど)。みんながこれについてどう思っているかにとても関心がある。」

Randはテーマ性のあるリンクが特に重要だということは無いと書いていますが、マットカッツのページランクスカルプティングの記事のあとに、リンクのテーマ性にあえて注目するというのは、「何か関係性を感じてるのでは?」と思いました。

そして、リンクのテーマ性が重要だというのは、ぼくは「常識」と思ってたので、Randが否定的なのにちょっと驚きました。

SEOmozは、Beginner’s Guide to SEOの「Information Search Engines Can Trust」という項目で、検索エンジンがリンクを評価する指標の一つとして「Subject Matter of the Linking Page(リンクしているページのテーマ)」をあげていますが、これは、今回のRandのブログ記事とかみ合っていないですね。

根拠④:ヘッダー、フッター、サイドバー、コメント欄からのリンクより、本文中からのリンクの評価が高い
本文中のリンクとそれ以外のリンクをGoogleは同等に評価していないと思います。つまり、本文中に1つのリンク、サイドバーに1つのリンクがある場合、ページランクは均等に2等分されるわけではないはずです。仮にリンクジュースという意味では2等分されるとしても、リンクの価値は同じ評価ではないはずです。

サイトワイドのリンクの評価は下がっているし、フッターやサイドバーなどからHOMEというアンカーテキストでリンクしても、悪影響が無いことからも、本文以外からのリンクをGoogleは軽視していると思います。

仮説①のまとめ

上記の4つの根拠はどれも、単なるリンクジュースの受け渡しではなく、ページやリンクの質、リンクしているページ同士の関連性に重きをおくものです。

これは、先日鈴木さんのブログで解説された、マット・カッツによるWordPressブログのプレゼンテーションの中で出てきた、「関連性」や「評判」(スライド29~34)にあたる部分です。

リンクによるPRの分配ということだけでなく、こういった「関連性」や「評判」を今後Googleがより重要視していくのではないか、ということが考えられます。

疑問②に対する仮説

『nofollow属性をつけたリンクのリンクジュースが蒸発してしまうとしても、これまでのページランクスカルプティンで実施していたようなnofollowの使用はそれなりの有効性がある。』

根拠①:テーマの関連が無いページへリンクするときに、nofollowを使えばアンカーテキストを渡さないで済む。
テーマに関連性の無いページへの発リンクにnofollowを使うことで、そのサイトやページのテーマを一定に保つという目的は今後も果たせます。

これはサイト内のページへリンクする場合も、サイト外へリンクする場合にも言えることです。
(不信なサイトへのリンク、広告リンクも当然同じ理屈。)

nofollowによる、リンクジュースのコントロールは出来なくても、アンカーテキストをコントロールすることで、サイトやページのテーマを一定に保つことは、検索結果に良い影響を与えている可能性はあると思います。(アンカーテキストだけでなく、nofollowしてリンク自体を無効化することで、リンクしているページ同士の関連性も絶つことができるはずです。)

根拠②:nofollowで①のような関連性の無いサイトとの関係を絶つことで、テーマの関連する外部サイトや、サイト内のキーワード関連ページとのリンクをnoffollow無しですれば、それらのリンクの関連性が際立つ。

テーマの関連するサイトやページへの発リンクは、発リンクページのテーマを解析する一つの要因ですが、テーマの関連しないサイトやページへの発リンクにnofollowをつけることで、アンカーテキスト(もしくはリンク自体)を制御すると、テーマの関連するサイトとのリンクがより明確になる、ということが言えると思います。

サイト内でリンクジュースをコントロールするために行ってきたページランクスカルプティングが実は、アンカーテキストをコントロールして、サイト内の各ページの関連付けを明確にしていた可能性はあります。

つまり、nofollowによってリンクジュースを温存する効果はなくても、関連性のないページにリンクジュースを渡さないこと自体に意味があるのではないか?ということです。

根拠③:ヘッダー、フッター、サイドバー、コメント欄からのリンクより、本文中からのリンクの評価が高い
これは仮説①の根拠④にも書いたことですが、へッダー、フッター、サイドバー、コメント欄のリンクを、本文中のリンクより過小評価しているとしたら、もともとそれらに分配されたリンクジュースが少ないという可能性はあります。

例えば、本文中にリンク一つ、サイドバーにリンク一つでそのページのPRが10としたら、均等に分ければ、PR5づつになるけど、実はGoogleは本文中のリンクに9.9のリンクジュースを分配して、サイドバーのリンクには0.1だけしか分配しないというような分け方も、可能性としてあると思います。

もしくは、本文が70%、ヘッダーとフッターで5%づつ、サイドバーで10%、コメント欄10%というようにあらかじめリンクジュースの配当をパーセンテージで決めておけば、コメント欄のリンクが幾ら増えても、コメント欄の中でリンクが薄まるだけで、それ以外の場所のリンクは影響を受けないことになります。

マットカッツの記事に、Search Engine Land のダニーサリバンがコメントを残して、「nofollowリンクのリンクジュースが蒸発してしまうとしたら、コメントリンクにnofollowをつけている場合、コメントが多くなれば多くなるほど、それ以外のリンクの価値が低くなってしまう。」と嘆いています。

Say I have an article on a blog with 5 links in the editorial copy — some of those links leading back to other content within the blog that I hope to do well. Then I get 35 comments on the article, with each comment having a link back to the commenters’ sites. That’s 40 links in all. Let’s say this particular page has $20 in PageRank to spend. Each link gets 50 cents.

確かに、被リンク目的のスパムコメントを無くすために登場したnofollowタグですが、今度は、ライバルのページのリンク価値を下げるためのスパムコメントが可能になる、とダニーサリバンは言っているわけです。

でも、先ほど書いたように、本文と、コメント欄のリンクジュースの配当をあらかじめ決めておけば、コメントが幾ら増えても、本文中のリンク価値は下がらないことになります。

これは全くの仮説ですが、ぼくがGoogleならそういうリンクジュースの分配を考えますし、コメント欄のリンク価値がそれほど高くないことは既に確認されていることですから、ダニーサリバンが言うような心配は無いのではないかと思います。

追記 : これに関しては「コメント欄から流れ出るリンクジュースについての追記」でさらに詳しく解説しています。

ちなみに、SEOBookのアーロンウォールは、このダニーサリバンのコメント欄に関する心配に対して、以下のような理由から、コメントが増えるのは良いことだといっています。

1. Comments offer free relevant textual content that helps your pages rank for a wider array of related keywords.
「コメント欄はテーマに関連するテキストコンテンツが自動的に増えていく場所。」

2. Allowing some relevant outbound linking makes the page more useful, and makes some people slightly more likely to want to comment.
「コメント欄に、テーマの関連する発リンクが増えることは、そのページの有益性を上げてくれる。」

3. When you are competing for core keywords in big, competitive markets the SEO game comes down to industrial strength link building, public relations, social networking, branding, advertising, and other aspects of classical marketing.
「競争率の高いキーワードでSEOをする場合は特に、業界内からのリンク、広報活動、ソーシャルネットワーク、ブランド価値など、オーソドックスなマーケティング活動がものをいう。」

つまり、リンクジュース云々ではなく、テキストコンテンツや、リンクしているサイトとの関連性、ネットワークという視点の方がはるかに重要ということを言っています。

というわけで早速、Twitterでこの記事をつぶやいてネットワーク活動に参加してみる。 Twitter

以上、多少乱雑ではありますが、ページランク・スカルプティングをもとに、SEOで現在重要なことは何か?という部分を考えてみました。

最後に、コメント頂いた、鷲見さんの記事の文末が、SEOに取り組むにあたっての姿勢を的確に表現していると思いましたので、引用させていただきます。

何度も言いますが大事なのは、このブログの記事を含め、誰かが何かの実験&検証を行い、それに基づいて結論を出した時に、そこから何をすべきかを決める、

* 自分でも再検証してみる
* その事例に習い突き進む
* それは嘘だと切り捨てる

の決断をするための知識が SEM の世界では必要なのではないかと感じています。

最終的に、決断して行動するのはあなた自身です。そして、その成果を得るのもあなた自身です。

P.S.

Matt Cutts 氏自身も、こういった話で盛り上がるのが好きだと話していたことがありますし、検索のアルゴリズムを作ってる人たちと、こんな感じで意見を言い合えること自体が素敵だと思います。

アルゴリズムを公開して、フィードバックをもらって、そしてまた改善するというスタイルが、Google の現在の地位を確立する理由にもなっているのでしょう。
ページランク スカルプティング(PageRank sculpting)騒動から学ぶ

平成23年放送の大河ドラマが、徳川2代将軍、秀忠の正室、江(ごう)(1573~1626年)の生涯を描くオリジナル作品「江~姫たちの戦国~」に決まったと発表した。大河ドラマは50作目となる。脚本は昨年のヒット作「篤姫」を手掛けた田渕久美子さん。

 会見した屋敷陽太郎チーフ・プロデューサーは「江は激動の時代をしなやかにたくましく生きた女性。信長、秀吉、家康の3人に至近距離で接した女性を描くことで、3人がくっきり見える」と説明する。

 脚本の田渕さんは「江戸幕府の開闢(かいびゃく)にかかわった江と、幕を引いた篤姫。(両方を執筆することに)因縁めいたものを感じる。江の魅力を今探っているところだが、篤姫とはまったく違う女性を描く」と抱負を語った。

世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)のマーガレット・チャン事務局長は11日午後(日本時間同日夜)、緊急委員会の電話会合を行い、新型インフルエンザ(H1N1)の警戒水準(フェーズ)を現行の「5」から最高の「6」へ引き上げることを決定、新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)を宣言した。

 パンデミック宣言は、死者約100万人を出したとされる1968年の香港風邪の流行以来、41年ぶり。

 チャン事務局長は10日、米国やメキシコ、オーストラリア、日本、欧州など感染者が多い8カ国の保健当局者と電話会議を行い、11日の緊急委員会で状況を報告した。

 WHOによると、新型インフルエンザは同日現在、世界74カ国に拡大、感染者2万7737人、死者141人を確認。オーストラリアでは今月1日に297人だった感染者は10日までに4倍超の1224人に増加し、重症者は5人にのぼっている。

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